【Wearable】第1回ウェアラブルEXPO レポート 基調講演

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第1回ウェアラブルEXPO 2日目。
ウェアラブルというテクノロジーにファッションが融合する可能性を探りに、この日はまず基調講演へ。

2015年1月15日(木) 9:30-11:00
「ウェアラブルコンピューティング 普及のシナリオ 〜いよいよ本格的に展開するウェアラブルデバイスの動向と将来〜」
神戸大学大学院 工学研究科電気電子工学専攻 教授 塚本昌彦 氏

2001年から毎日ヘッドマウントをつけて生活していらっしゃるという塚本さんがウェアラブルのこれまでの流れや製品の紹介、今後の課題、そしてウェアラブルデバイスの普及のポイントといったことをお話しされました。

課題として、
・バッテリや充電方法、装着性の改善といったハード面
・カメラ機能のついたGoogle Glassについて、プライバシーの侵害が懸念されると社会問題となっていることに代表される安全性
・誰に、どういったアプリケーションでどのようなサービスを提供するのか、展開シナリオが見えてこない、ソフト面
といったことを挙げられました。
なにより、市場はキラーコンテンツ誕生を待ち望んでいるようです。

後半は塚本さんが進行役となられ、下記の3名が加わって、「キーマンが語る!ウェアラブルが拓く未来とは?」と題して熱いパネルディスカッションが行われました。

コービンコーポレーション 副社長
ディスプレイマーケティング/コービン日本代表 遠峰秀樹 氏

株式会社ブリリアントサービス
代表取締役 杉本礼彦 氏

株式会社Moff
代表取締役 高萩昭範 氏

ウェアラブル普及の話題のときだったと思いますが、株式会社ブリリアントサービス 杉本さんが
「このパネラーの中に女性が一人もいないのは問題。ヘッドマウント型のものに限らず、ウォッチ型のウェアラブルについても女性から「ダサイ」「こんなのつけたくない」と言われてしまう。」
女性の意見ももっと取り入れていかないと広がっていかないといった趣旨のことをおっしゃったのは印象的でした。
女性だけでなく、製品自体から広告宣伝までデザインやファッションの分野からの提案が力を発揮しそうです。
ちなみに会場は1000人収容できるホールで席はほとんど埋まっていたようですが、私が数えたところでは女性の参加者は20名ほどでした。

最後に塚本さんからの
「Apple Watchは売れると思いますか?」
という質問に対して、パネラーのみなさんは
「売れると思うし、売れて欲しい!」
というご意見で、Apple Watchが起爆剤となって市場を牽引し盛り上げてくれることを期待していらっしゃるようでした。

まだ全貌がわからないApple Watchですが私も楽しみにしている一人です。

1st WEARABLE EXPO – Wearable Device Technology Expo – is held until 16th Jan at TOKYO BIG SIGHT.
I went to research the market and how fashion designers or apparel companies are able to appeal for these technologies.

Conference Program
9:30-11:00 Thur. January 15

Universal Scenario for Wearable Computing – Trends and Future of Wearable Devices Eventually Spreading Out

Key Persons Discuss the Future Delivered by Wearable Devices [Panel Discussion]