だいぶ時間が経過してしまいましたが、3月16日(水)に開催した、「第13回 あさってのファッションとウェブの勉強会」のレポートです。
「だれかの感性とわたしの感性」〜キュレーションメディアとレコメンデーションシステム〜をテーマに情報交換しました。
はじめにレコメンドとキュレーションの意味をおさらいします。
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レコメンド recommend
1 勧めること。推薦すること。「CDを―する」
2 オンラインショップなどで、利用者の好みにあった物品やサービスを推薦する手法。利用者の購入履歴やアンケート、好みが似た他の利用者の情報を分析し、適切な物品やサービスを絞り込んで推薦することにより、売り上げを高めるのがねらい。レコメンデーション。
キュレーション curation
1 美術館・博物館などの展示企画。
2 情報などを特定のテーマに沿って集めること。→キュレーションサービス
(デジタル大辞泉)
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従来、洋服の買い物で迷ったときには店頭でショップスタッフさんにおすすめを伺ってきました。
– どういったものが今の流行なの?
– 私にはどの色が似合うと思いますか?
– 会社のパーティーのドレスコード、セミフォーマルでと言われたのだけどどんな服装で行ったら良いのでしょう?
昨今はそういった情報を提供をするWebやスマホアプリのサービスが登場で、お客様がおすすめ情報を入手する場所も変わってきたようです。スタイリストさんなどが一緒に買い物に行って洋服を選んでくれるサービスも出てきています。
お集まりいただいたみなさんのこういったサービスの利用状況や体験談などを共有しました。
【レコメンドエンジンの過去と現在】
関連する商品などを人力で登録
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購買ログや閲覧ログから統計的に抽出 協調フィルタリング
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協調フィルタリングだけではなく、自然言語解析、ランキング、顧客属性などを組み合わせたアルゴリズムが生まれました。
レコメンドエンジンの歴史から見る選択のコツ【ECのミカタ】 http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/5423/
2011年にキュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる 佐々木俊尚 (著)が発売されてこれからはキュレーションの時代になると一部で話題となったというお話しがでました。
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる
以前は美術館や博物館での展示企画をする知識や才能をお持ちの方を「キュレター」と呼んで、その展示企画という行為を「キュレーション」と理解されていたものが、昨今は情報などを特定のテーマに沿って集めるキュレーションメディア、キュレーターが増加して普及しているような印象を受けます。
ファッション関連のトピックスとしてはair closetとSUSTINAがあがりました。
どちらもファッションレンタルサービスですが、エアークローゼットはスタイリストさんがそのお客様に合うと思うアイテムをがピックアップして提案してくれるレコメンデーション型のサービスで、サスティナはお客様ご自身が商品をピックアップするサービスです。
ファッションレンタルサービスの出現でアパレル市場にどのような変化が現れるでしょう?といったことも意見交換しました。
お集まりいただきましたみなさま、ありがとうございました!