【レポート】女性起業家サポートラウンジ 第1回「しごとデザインLab」

昨年秋に受講した、東京都中小企業振興公社の女性起業コースに関連して、「しごとデザインLab」というワークショップに参加しています。
今回の募集はすでに締め切られていますが、「起業してみたいなあ。」「でもどこからはじめたらいいかわからないなあ。」というように考えている女性が、気軽に参加できそうな講座でしたので、様子をお伝えしていきたいと思います。

東京都中小企業振興公社

1「しごとデザインLab」とは

「しごとデザインLab」とは、ご自身の資格・技能・経験などをいかして起業をしてみたいという女性のためのワークショップです。

ホームページには以下のようにあります。

自分らしい生き方の一つとしての起業という選択肢を考えたことはありますか?
ここでは「好きなことを仕事にすること」や「自分でビジネスを創っていくこと」の魅力をお伝えします。

アイデアはあるけれど、これがビジネスになるのかしら?
技能を生かしてビジネスをしてみたい!
など、ビジネスにするには何が必要とされるのか、顧客の課題やニーズはどのようなものなのか、あなたらしさをビジネスに変えてゆくためのワークショップが6月から4週にわたって4回開催されます。

「女性起業家サポートラウンジ」では、「しごとデザインLab」のほかにも、「Woman’s cafe」「Study meeting」といったイベントが開催されていました。

女性起業家サポートラウンジ:起業支援事業|東京都中小企業振興公社
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/sogyo/women/event.html

2. 第1回 2015年6月17日(水)の内容

講師:佐々木 博さん
HP:soanblog創庵 – Inspire Garden 思考の庭に創造の種を蒔こう! http://soan.jp/

しごとデザインLab

講義は講師の佐々木博さんからの投げかけからスタートしました。
「どんな仕事をしたいのか」を一番に考えるのではなくて、
「どんな暮らし方をしたいのか」を見つめて、
「だからこういう仕事しよう」という発想で起業を考えてはいかがでしょうか?

はじめかたとつづけかた

時代の変化のスピードがとても早い昨今は、じっくりゆっくり考えて綿密な事業計画書を書いていたら、書き上げたころには時代が変わってしまっていた!ということも起こり得えます。
そこで、あまり構えずに、

小さくはじめてみる、試してみる

結果を検証してみる

また試してみる

これを積み重ねることで、ご自分らしいやり方が見えてくるのではないかというお話しでした。

自分ならではのしごと

参加者のみなさんは

  • 具体的に起業してやりたいことが決まっている
  • すでに事業をはじめている
  • 起業したいのだけれど、何をどうやって始めたらいいのかわからない

といったように状況は様々です。

  • 私が持っているスキルや経験、得意なことはなんだろう?
  • 私が好きなこと、やりたいことってなんだろう?
  • 社会の多くの人が求めているもので私が提供できることってなんだろう?

こういった振り返りからスタートしました。

「自身の観察」と「顧客の観察」

私が考える「やりたいこと(暮らし、働き方)」を前提とした提供価値やアイデア

⇅ ここがフィットしているか?常に確認!

顧客が解決したいと思っている悩みや、欲しているものや、求めるモノ

やりたいことや起業のアイデアがあっても、顧客のニーズがなければ事業は成り立ちません。
今回のワークショップでは、顧客の欲求や願いを見つめることにも重点を置いていくそうです。

事業アイデアを簡潔に伝えるためのワーク

「起業をめざすのであれば、簡潔に自分のビジネスを説明できるようにしておくことが必要です。」とエレベーター・ピッチのお話しがありました。
これはITの本拠地である米シリコンバレーが発祥だそうですが、起業家がエレベーターの中で投資家といあわせたら、自身のビジネスプランを、目的の階に着くまでの30秒で伝えて、「おもしろそうだから、あとでオフィスにきて!」と言ってもらえるようでなければ、チャンスをつかめないということです。
エレベーター・ピッチに限らず、こういった場面は日常的におこり得そうです。
限られた時間の中で、事業アイデアを簡潔に伝えられるようにするために、佐々木さんの用意してくださったワークシートの項目にそって書き出していきました。

3 感想

佐々木さんのお話しを聞くだけではなくて、自身の事業アイデアについて考えて、ワークシートに書き出して、それを隣の席の方とシェアしたり、参加されているみなさんに向けて、ひとりずつ発表したりとアクションを起こしながら講座が進んでいきますので、気づきがあり、また考えを整理することができました。
みなさんの事業アイデアはさまざまですが、みなさんの発表を伺っていると、私自身の事業アイデアのヒントになることやキーワードが見つかりました。