【レポート】KFC「越境EC無料セミナー」

KFC(国際ファッションセンター)特別講座「越境EC無料セミナー」に参加しました。

KFCセミナー
http://www.kfc-fashion.jp/semi/2125.html

今回のセミナーでは、越境ECの中でも、比較的取り組みやすい、「日本のサイトへの来訪者に販売、海外に発送する」方法と、「日本のネットショッピングモールに出店し、そのモールの海外サイトにも商品を掲載、販売する」方法を取り上げ、具体的なサービスの内容や、成功事例についてご紹介させて頂きます。
*KFCホームページより転載

第1部:「ゼロから始める海外販売ー転送コムサービスのECへの活用法ー」
講師:本間哲平氏(tenso株式会社社長室)

本間氏からは、海外販売に取り組みたいと考える事業者さんからいただく質問の内容や、海外販売を行う上でのポイントといったお話があって、そしてこちらの2つのサービスについてご説明がありました。

転送コム
海外のお客様が、海外配送対応をしていない日本の通販サイトから商品を購入したいときに利用。国内でtensoが通販サイトから商品を受け取って、配送手続きなどを代行する。
転送コム http://www.tenso.com/

Buyee
国内の通販サイトで販売している商品情報をBuyeeサイトに取り込んで、通販サイトと海外のお客様との間をつなぐ、購入代行サービス。
Buyee http://buyee.jp/

【感想】

・転送コムのサービス導入は、ご自身のECサイトのデザインに変更はなく(バナーを貼ることくらい)、イメージを保てるのが良いです。バナー掲載は、日本国外からのアクセスに対してのみ表示することも可能だそうです。
・海外のお客様へのご自身の商品の広告宣伝、販売促進、集客は独自でやるしかないです。

第2部:「インターネットショッピングモール【Qoo10(キューテン)」で始める越境EC」
講師:城戸健氏(ジオシス合同会社広報・宣伝ゼネラルマネージャー)

城戸氏からは、ジオシスグループがビジネスを展開している東南アジアのインターネット普及率やECのご説明があって、そしてQoo10についてご説明がありました。

Qoo10
日本のQoo10に出品した後に、グローバルハブサイトに連動の設定を行うと中国、シンガポール、インドネシア、マレーシアへ販売することが可能になる。(各国での販売価格など改めて設定が必要)
タイムセールや様々な仕掛けによるポイント付与など、お客様に毎日サイトを訪問していただき楽しんでいただくためのサービスを工夫している。
Qoo10(日本) http://www.qoo10.jp/
Q0010(グローバル) http://www.qoo10.com/

そのほか、近日中に新しいサービスをリリースなさるとのことでした。

【感想】

・Qoo10は、比較的商品の単価が安く、またサイトとしてもポイント付与やタムセールの実施などをして、価格面での訴求が強いと感じました。
・ご自身の商品の価格やイメージと合致するか、検討が必要です。
・海外配送サービスはQoo10でもご用意がありますが、基本的に自前でやるのでその整備が必要です。

全体を通して感じたこと

越境ECは懸念することは多いのですが、こういったサービスを利用して、できるところから一歩を踏み出して、PDCAを重ねていくのも一つの方法だと思います。