4月12日(日)18時〜20時、『Fashion Biz Study 004 ファッションビジネスの為の「トレンド分析の視点」と「マーケットの捉え方」セッション2 「ファッションマーケットの変化とこれから」』を開催しました。
2010年代も半ばとなり、2020年へ向けて、ファッションの価値が再考される今、どういった方向へ向かっているのか。講師の伊藤忠ファッションシステム株式会社 中村ゆい氏より、セッション1のおさらいも含めて、これまでの流れをあらためて把握するところからスタートしました。
2015年以降に向けた視点のなかで、インターネットによって、生活者の志向や行動の複雑さが改めて明らかになったと言われる昨今は、人を一面的に捉え、アプローチする手法は通用しなくなったとのコメントが印象的でした。
そして、時代を象徴する雑誌として「mer」が取り上げられました。
これまでのファッション雑誌の枠組みを超えて、イベントなどで読者やモデルが集まり、直接触れ合あい、コミュニティを作り上げている、「コミュニティ雑誌」として20代の支持を集めています。
消費ではモノよりもコトが当たり前になる中で、さらに魅力的なヒトの存在が重要な点とのことでした。
プログラムの最後には、受講者の方々から積極的な質問が相次ぎ、予定時間を少しオーバーして終了となりました。
ご受講いただきましたみなさま、ありがとうございました。