6月29日は、ネットで手帳をオーダーメイドできるサービス、「ネットde手帳工房」の発表会にお招きいただきました。
このサービスは文具工作師 小野忠さんが、キャノンITソリーュションズ株式会社さんの社内ベンチャーとして立ち上げたプロジェクトで、ここまで2年がかりで企画からサービスの立ち上げまで準備してこられたそうです。
会場は品川のキヤノン S タワー28階。夜景もきれいなすてきなところでした。
文具マニアのブロガーさんたちが大勢ご招待されていて、どうやらみなさん、文具朝活や文具イベントなどでほとんどの方が顔見知りのようで、和気藹々とした雰囲気でした。
みなさん、ご存知ですか?文具朝活というものを!文具の世界が熱いことを!
文具にあまり興味のない私を前に、先日、小野さんは直々に3時間くらい語ってくださいました。文具とひとことで言っても、手帳、万年筆、ペンなどと専門分野があるそうです。私は3時間、文具にまつわるお話しを伺って、書く道具に興味が湧きました。
「ネットde手帳工房」でなにができるの?
「ネットde手帳工房」は、自分好みにカスタマイズしてレイアウトした手帳、「ワタシメイド手帳」がオーダーメイドで一冊からつくれるというサービスです。
A5縦サイズ全200ページをテンプレートから選んでもレイアウトしていくのもよし、自分でデザインしたデータをアップロードして取り込むこともできるそうです。スケジュール帳のカレンダーは何月からのスタートにしても良いし、それは1年分に限らないし、スケジュール欄が必要なければ削除してしまうこともできます。私はWebサービスでスケジュールを管理しているのでスケジュール欄はいらない派です。
レシピを記録していくページ。お気に入りのメニューですとかお母さん直伝の料理のレシピなどをためていくのも良さそうですね。
既存の手帳の課題と「ワタシメイド手帳」のメリット
様々な働き方、暮らし方、趣味を持ったライフスタイルが多様化した現代は、手帳に書き留めておきたいこと、管理したいこと、こうだったらいいなというレイアウトは千差万別で、手帳ユーザーの6割が不満を持っているというデータもあるのだそうです。
既存の手帳は1月はじまり、4月はじまりのもので大量生産されていて、売れ残れば最終的に廃棄処分されますが、「ワタシメイド手帳」は一冊からの受注生産なので売れ残って処分されることもないです。エコの観点からも良いですね!
カバーの付属はなし
「ワタシメイド手帳」には手帳カバーは付属されていないので、必要な場合は自分で用意することになります。会場にはアトリエカッコさんの柿渋のカバーや、retelaさんのインドの「ブロックプリント」作業時に廃棄される布をアップサイクルしたカバーなどがサンプルとして展示されていました。今後、コラボできる取引先も開拓したいといったお話しもありました。ファッションブランドさんなどとのコラボも実現していくとおもしろそうです。
サービス開始は2017年9月4日から
「ネットde手帳工房」のサービス開始は2017年9月4日からですが、6月29日からサイトで手帳デザインができるそうです。価格は送料、税込で5,400円とのこと。オーダーメイドがお好きなみなさま、一冊、作ってみてはいかがでしょうか!
ネットde手帳工房 公式サイト
https://techo-kobo.net/