連休中にcoromozaの方々にお誘いいただいて水戸芸術館で開催中の展覧会、「拡張するファッション」を観に出かけました。
しおりも作ってくださって遠足のように気持ちも盛り上がります。おやつは500円まで。
「ファッション」という言葉がしめすものはなんでしょう。
パリコレクションのような”ファッション”ショーはかつては限られたごく一部の人が触れられる、その時代の流行の最先端でどこかしら秘密めいていて遠くの世界の出来事だと思っていました。
それもインターネットの普及でショー当日に画像が公開されたり、ショーをライブ配信するブランドも珍しくなくなり様変わりしてきました。
今回の展覧会ではそういった流行の最先端の「ファッション」や大量生産され大量に消費されていくようなものとは一線を画した考え方を持つ、いわゆるファッションデザイナーとも異なる方々の活動や考えが提示されました。
展覧会の監視スタッフのみなさんが身につけている制服はベースになる型紙は同じものの、その生地に思い思いに刺繍を施したり装飾をつけられた、その方だけのオリジナルの制服でした。
会期前にワークショップが開催されて監視スタッフのみなさんが制作されたそうです。とても嬉しそうにお話ししてくださいました。
改めて調べてみると、fashion という言葉は動詞としては make の意味もあるそうです。
自分自身で創り出す。それがとてもしっくりする展覧会でした。
おまけに水戸黄門さまとのご対面ショットを。このお顔の輪郭から割り出された音声で黄門さまが春夏秋冬で違うお話しをしてくださるそうです。