群ようこさんの「衣もろもろ」を読みました。
群さんは50歳を過ぎたときに鏡に映ったご自身の裸の姿を見てショックを受けたのだそう。
とはいえアンチ・アンチエイジングの群さんはあわてふためくことはなかったけれど、それでも「老」を現しつつある体に何を着たらよいかわからなくなってきたというお話しで始まりました。

「何を着たらいいか」
これは私にとっても永遠のテーマ。
さあ40代、何を着て生きていこうかしらと思う日々です。

前職はアパレル企業に勤めていたので、そのブランドの服をなるべく着るという制約があって、それが自分への言い訳でもあって、今思うとさほど悩まずに済んでいたのかも。
退職してそういう枠組みから解放されて自由を得たものの、さあこれからどうしよう。

群さんはユーモアを交えながら、ときにご自身の描写が自虐的過ぎるかなと思ったけれど共感する部分も多いエッセイでした。

そのひとつがサイズ問題。
身長167センチ、横もそこそこある私は日本のブランドのMサイズは若干小さくて着れるけどバランスがちょっとおかしいことが多いのです。
群さんは小柄で困っていらっしゃるようだし私の母は横もあって背中は丸いしでなかなか大変そう。さまざまですねえ。
サイズが合った服を着ることはおしゃれの大事なポイントで、だけどもちろんサイズだけ合っていたら良いワケじゃなくて、一日を気持ち良く過ごせるような好きなデザインのものを着たいし、場をわきまえた服装でもありたい。
質の良いものを身につけたいけれど財源に限りはあるし、お財布に優しくてもあまりにも安い服は背景に喜ばしくない事実があるようなのでなるべく手に取らないようにしたいし。
ふう。。。
コレだ！と思う洋服を手に入れたときはなんとも言えない喜びでそのままお店から着て帰りたいくらい。

先日、coromozaの洋裁教室でスカートを作りました。
アパレル企業で働いていたけれど法学部卒、総合職で入社したので服作りは初心者。
比較的簡単なウエストゴムのスカートに挑戦して、2時間半の教室を2回で完成しました。夏に十分間に合いました。
私のサイズに合わせて先生がパターンを用意してくださるのでバッチリ！
イメージ通りのものができました。
左右のポケット付けが少し難しくて生地を一緒に縫い込んでしまってやり直したけれど、まずまず順調に進んだと思います。
ミシンの速度は最遅でカタコトカタコトカタコトカタコト。
初めて使ったロックミシンは調子にのってドルルルルルルル〜っと。
作業に集中して良い時間でした。

次は何を作ろうかな。